クオーツテスター(歩度測定器)とは
腕時計の運針精度を歩度といい、単位は(sec/day)で表します。
腕時計の運針間隔を高精度に測定し、1日当たりどれくらいの誤差が生じるかを演算し表示する専用測定器をクオーツテスター又は歩度測定器と呼んでいます。
腕時計の運針間隔を高精度に測定し、1日当たりどれくらいの誤差が生じるかを演算し表示する専用測定器をクオーツテスター又は歩度測定器と呼んでいます。
カウンターの確度・精度
歩度測定器の確度・精度はカウントソースの精度により決まります。通常10MHzの高精度な源振を使用します。内部源振式の歩度測定器では周囲温度による周波数変動のないOCXO(恒温槽式水晶発振器)で周波数温度特性が±10×10-9(ppb)以下のものを使います。
また、外部源振を入力できるタイプはルビジウムやセシウムなどの発信器からの基準信号を入力し±1×10-12精度の測定をすることができます。
また、外部源振を入力できるタイプはルビジウムやセシウムなどの発信器からの基準信号を入力し±1×10-12精度の測定をすることができます。
マイクセンサー
時計の運針検出はモーターが駆動するときに発生する磁界をセンシングしてデジタル信号化しています。そして、このセンシングレスポンスこそが歩度測定精度の最大の要因となります。
通常、運針パルスを高速に検出するにはコイルによる検出が相性も良く最適であると考えられています。
当社でも開発当初は半導体式など他のセンシング方法も試してみましたが要求される精度を満足することができず、最終的にオリジナルのコイル式センサーを開発して組み込んでいます。
通常、運針パルスを高速に検出するにはコイルによる検出が相性も良く最適であると考えられています。
当社でも開発当初は半導体式など他のセンシング方法も試してみましたが要求される精度を満足することができず、最終的にオリジナルのコイル式センサーを開発して組み込んでいます。
スペック
品 名 | クオーツテスター(クオーツ時計用歩度測定器) |
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概 要 | クオーツ時計の運針をセンサーでピックアップし、運針精度を測定する |
特 徴 | 高精度カウンター内蔵 コンパレータ設定による合否判定が可能 バンク切替による多品種対応 DIOによる外部制御可能 外部源振による測定も可能 |
カウンター | カウント周波数 160(MHz) カウンター分解能 6.25(ns)/繰返し精度±6.25(ns) カウント方式 レシプロカル方式 |
センサー | 磁気検出式 |
外部源振 | 10(MHz) / 1(Vrms) |